あっという間に、2021年も1ヵ月を切りました。
今年も良い案件をクローズすることができ、年末年始はすこしだけ気持ちを落ち着けて過ごせるのではないかと思います(それまでのラストスパートが盛りだくさんですが)。
M&Aの世界は、良い意味でも悪い意味でもドラマの連続です。
もともと「化学反応」的な出来事が好きな私ですが、この世界は本当に化学反応に溢れています。
小規模案件を買収して売上をあっという間に10倍に膨らませて事業を大きく変革させたり、
地方の中小企業が突然に海外の上場会社の仲間入りを果たしてグローバルカンパニーに変貌を遂げたり。
売主が売却検討を始めた頃には全く予想もしなかったような結末が訪れて、奇跡みたいだなと感じています。
ここがM&Aの世界の面白いところです。
この化学反応に少しでも自分が関われたことに私は誇りを感じるし、もっともっとたくさんの良い化学反応を生み出すきっかけを作れたらと思います。
そういった良き化学反応が起きるためにはどうしたら良いのでしょうか。
まずは何よりも、何等かの小さなアクションを起こすことだと思います。
バタフライ・エフェクトというワードをご存じでしょうか。
「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」という論文がでているように、微少な初期値の違いが、時間の経過とともに決定的な違いを生み出すと言われるカオス理論のことです。(映画でも有名になりましたね。)
これはM&Aに限ったことではないかもしれませんが、人生で何が起こるかなんて予測不可能ですが、ちょっとしたアクションの違いが大きな結末の違いを起こすことは良くありますよね。
何か変化を生み出したいと思ったら、小さなアクションから始めるしかないんです。
成約した案件の経緯を振り返っても、奇跡の連続で結末に至っているなと実感します。
「あのとき、あの人と名刺交換していなかったら」「あの日のあの時間に、このサイトを見ていなかったら」「あの日にあのセミナーに出席できていなかったら」・・・。
たくさんの偶然、どれも欠かすことができない出来事が重なり合って、出会いを生み、奇跡の成約に至ることが本当に多いものです。
もちろん、1人がアクションを起こすことではM&Aは成立しませんので、売主・買主・アドバイザー・その他関係者がそれぞれ起こす小さなアクションが重なりあって大きな結末を導くものです。
今年もお世話になった方々へのアクションに感謝をしつつ、来年もたくさんの奇跡を生み出せるように、たくさんのアクションをしたいと思います。